わたしの練習場はトイレ
おはようございます、伊狩です!
本日は中学生時代のダンス練習(?)についてのお話です。私は日々のストレス発散方法として、ダンスを踊っていました。ダンスのおかげで、思春期時代の悶々とした気持ちを解消することができました。ただ、踊る場所は問題でした(笑)それでは本編スタートです。最後までお楽しみください。どうぞ!
踊り狂う。家のトイレで。
中学生になり、ダンススクールに通うチャンスを得た。それにも関わらず、勇気を出せなかった私は、そのチャンスを棒に降ってしましました。
でも、ダンスしたかった。私は、踊りたかったんです。『踊りたい』と思うフラストレーションは募るばかり。しかし、家族の前で踊る姿を見せたくない。中学生は思春期まっさかりで、恥じらいみたいなものを強く意識してしまっていました。毎日の悶々とした気持ち。そんな私が、ストレスを発散する場所が、家のトイレでした。
MDウォークマン。大音量で。
実家では『私の部屋』みたいな一人になれる空間がありませんでした。唯一、1人で居られる場所こそ、トイレだったのです。中学1年生のクリスマスに、サンタさんに頂いた『MDウォークマン』で、当時のお気に入りアーティスト『ソウルドアウト』『リップスライム』『ケツメイシ』そして『Black Eyed Peas』などを聴きます。もちろん、大音量で。
束の間の、幸せ。
部活が休みの日の放課後、帰宅するや否や、トイレに駆け込みます。MDウォークマンのイヤホンを耳に装着。コードは、踊る時の邪魔にならない様、制服の中に入れます。電源を入れる。「ピピっ」という音が、聞こえる。準備は整った。再生ボタンを押す。
「レ〜〜〜〜っツ、ゲーりっ、すたーてっ、いーーーーーん、ひーーーー」(曲:Let’ Get Started /歌:Black Eyed Peas)
ここまで来ると、もう誰も私を止められません。世の中のノイズは、すべて音楽が掻き消してくれました。踊っている時間は、何もかも忘れて、幸せに没頭できる時間でした。なんちゃってPOPINGやなんちゃってHIPHOP、なんちゃってストリートダンスを許してくれる場所、それがトイレでした。
幸せの、犠牲者。
平均ダンス時間は30分。スッキリして音楽を消すと、
「おにいちゃん!! はやくして!! もう、限界!!」
という声が聞こえてくる。妹です。
「ちかしー!!!あんた、なにやってるの!!」
という声も聞こえてくる。ばあちゃんです。
当時、伊狩家では、トイレ使えない現象が問題になっておりました・・・。
本日の記事は、以上です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。